TagFakeについて

TagFakeとは?

TagFakeは、X(旧Twitter)の投稿画像を解析し、その画像がAIモデルによって新たに生成された可能性を推定するWebアプリケーションです。検出器の出力とヒートマップを組み合わせ、スコアと判断に影響した領域の両方を確認できるようにします。

ソーシャルメディア利用者、ファクトチェッカー、ジャーナリスト、デジタルフォレンジックに関心のある研究者・愛好家、画像の真正性を確認したい人の補助的な参考情報として使うことを想定しています。

仕組み

画像タイプ分類

TagFakeはCLIPのゼロショット分類で、画像がPHOTO寄りかART寄りかを推定します。結果は解析ページのPHOTO/ARTインジケータに表示されます。

AI生成確率の判定

AI生成確率は、複数の検出器による評価に基づいて算出しています。

解析には以下の検出器を用いています(評価中の候補を含みます)。

  • Frequency Analysis (FFT)
  • Noise Analysis
  • Error Level Analysis (ELA)
  • DIRE (Diffusion Reconstruction Error)
  • UniversalFakeDetect (CSID)
  • DeepFakeDetectorV2
  • AI Image Detector
  • TruFor

NSFW検出

TagFakeは、投稿画像にセンシティブ(NSFW)なコンテンツが含まれるかを独自の手法で検出しています。NSFWと判定された画像は一覧ページでは既定で非表示となり、NSFW表示を有効にした場合もモザイク化された状態で表示されます。NSFW判定はAI生成確率・加工確率の算出には影響しません。

結果の読み方

AI生成確率(AI Probability)

画像がAIモデルによって新たに生成された確率の推定値です。検出器群の重み付き組み合わせで算出しており、評価セットで較正されています。

AI生成確率の残り(例: 80%に対する残りの20%)は「本物である確率」ではなく、AI生成の特徴が弱いことを示す度合いです。本サービスの評価は、AI生成以外の改変・合成の可能性までを評価するものではありません。

AI生成確率の数値とAI根拠ヒートマップをあわせて見て、画像のどこにAI生成の痕跡が検出されたかをご自身で読み取ってください。

ホーム・Photo・Artの一覧では、AI生成確率だけを基準に画像を「AI生成確率 < 50%」と「AI生成確率 ≥ 50%」の2列に振り分けて表示します。

解析例

下の2枚は、本サービスで実際に解析した例です。一覧ページではこのように、AI生成確率50%未満の画像が左列、50%以上の画像が右列に振り分けられ、各カード下部の紫色のバーでAI生成確率を確認できます。

AI生成確率 < 50%

フェルメール『真珠の耳飾りの少女』の写真
ART

フェルメール『真珠の耳飾りの少女』の写真

AI生成確率 ≥ 50%

フェルメール『真珠の耳飾りの少女』に似せて生成したAI画像
ART

ChatGPTで生成した画像

ヒートマップの読み方

解析結果ページでは、AI検出に使われた検出器の判断根拠をそれぞれの重みに応じて重ね合わせた「AI根拠」ヒートマップを表示します。色が濃い(赤い)領域ほど、AI生成の根拠が強く検出された場所です。ヒートマップは検出器の判断の手がかりであり、その領域がAI生成であることを証明するものではありません。

誤判定が起きやすいケース

次のような画像では、検出器が想定する範囲から外れることがあるため、AI生成確率は特に慎重に読んでください。

  • 写真内にイラスト・アニメポスター・絵画が写り込んでいる画像

    写り込んだ作品がAI生成の特徴に似て見え、AI生成確率が高く出ることがあります。

  • 実写写真にスタンプ・絵文字・テキストオーバーレイが追加された画像

    重ねられた要素の人工的なエッジやテクスチャにより、AI生成確率が乱れることがあります。

  • 強い色調フィルター・美肌補正・スタイル変換・生成塗りつぶし・合成編集が適用された画像

    強い編集は検出器が手がかりにするピクセルレベルの痕跡を隠したり似せたりするため、AI生成確率の信頼性が下がります。色補正・露出補正・リサイズ・形式変換など、再エンコード程度にとどまる軽微な調整の影響は通常わずかです。

  • スマートフォン画面・PC画面・Webページ・コードなどのスクリーンショット

    画面キャプチャや表示由来のアーティファクトは検出器の想定入力から外れるため、AI生成確率の信頼性が下がります。

  • 複数回の再保存・低画質JPEGへの再エンコードを経た画像

    圧縮ノイズが検出器の手がかりを潰したり痕跡と類似したりするため、AI生成確率がどちらの方向にも振れることがあります。

  • チャート・グラフ・スライドなどの図表画像

    検出器が想定する写真・イラストの範囲から外れるため、AI生成確率の信頼性が下がります。

  • 3Dレンダリング画像

    スタイライズされたものもフォトリアルなものも検出器の学習分布から外れやすく、AI生成確率の信頼性が下がります。

  • 写真とイラストが1フレーム内で混在するコラージュ

    性質の異なる領域が混在するため、検出器の判断が安定しないことがあります。

  • 重ね文字が主体のミーム画像

    大きなテキスト領域が検出器の手がかりを覆い隠すため、AI生成確率の信頼性が下がります。

TagFakeはこれらのケースを自動で検出していないため、該当する画像でも解析ページにはスコアが通常どおり表示されます。上記に当てはまる画像の結果は、額面どおりに受け取らず慎重に解釈してください。

お問い合わせ

メールアドレス
tagfake@gmail.com

免責事項

すべての検出結果は確率的なものであり、決定的な証明ではありません。このシステムは高度なアルゴリズムでAI生成の可能性を推定しますが、絶対的な確実性は提供できません。

  • 誤検出と見逃しが起こり得ます: 本物の画像がAI生成として誤って判定されることも、AI生成画像が本物寄りに分類されることもあります。
  • 検出精度は一定ではありません: 精度は画像タイプ・生成器・後加工の強さによって変わり、AI生成技術は継続的に進化しています。すべてのAI生成画像を完全な精度で特定できる検出システムは存在しません。
  • 解析結果は判断材料の1つとして使ってください: スコア、ヒートマップ、画像の文脈、他の情報源をあわせて確認してから結論を出してください。

最新のAI生成画像、特に実写と見分けがつかないフォトリアルな生成画像に対しては、本サービスに限らず公開されている検出器全体で精度が大きく低下することが独立した第三者評価でも報告されています。

TagFakeを利用することで、これらの制限を理解し、このサービスが保証された検証ではなく推定解析を提供するものであることに同意したものとみなされます。